社会人になれば接待するだけでなく、接待されることも多々あります。
それは上司から奢ってもらうことも含め、取引先や知り合いのお客からかもしれません。
いずれにしても、接待された際のマナーもしっかりと覚えておく必要があります。

まずその接待の目的をはっきりと把握しましょう。
目的の不明な接待というものは後々に借りを作ることになり、不利な条件や無理難題を押し付けられても断りにくくなります。
そのため、このような接待に誘われたら断る方が得策でしょう。
断る際の理由も、スケジュールの都合や会社の規約など納得できる理由を言えば、その後のわだかまりも最小限に抑えることができます。
ただし、本当に目的なく単に交流を深めたいだけの接待もあるので、その時には上司や先輩に相談するのがベターです。

接待に誘われてそれを受けたら、その場ではしっかりと楽しむのがマナーです。
こうすることが接待してくれた相手に対する思いやりであり、返礼でもあります。
接待がお開きになれば会計ですが、接待される側は基本的には奢られる立場なので、支払いに悩む必要はありません。
そして会計する場所の辺りでウロウロするのではく、接待が終われば先に店の外で待つようにしましょう。
いつまでも会計している人のそばにいるのは、支払いや領収書をもらう側にとっては見られているようで嫌なものです。
会計を終えて店の外へ出てきた時点で、「ごちそうさまでした」とお礼を言うのがマナーです。
そして、翌日にもできるだけスピーディにお礼のメールをしましょう。
そうすることで、ビジネスマンとしての礼儀や誠実さをアピールできます。